圧倒的手仕事が感動を生む2 ＞ ディオールの世界展

昨日のつづき。

sakulaさんの個展スタッフの方に「銀座に来たなら、ぜひ行った方がいい！」と勧められ、個展の後に足を伸ばしたのがこちら。

エスプリディオール　ディオールの世界
入り口ではドアマンが暗幕をずらして、会場に案内してくれます。

高級婦人服には興味も縁もない私。。。

「クリスチャン ディオール」。

えーと、名前はよく知っていますが…、服だっけ？　香水だっけ？というほどお粗末な状態で…（大汗）　予備知識ゼロで会場に入り込み、完全に「豚に真珠」状態で展示を見始めたのですが…、ディオールの世界観と生き方に、あっという間に心奪われてしまいました。


私でさえ見覚えがあるくらい有名な「Barスーツ（←と呼ぶのは昨日知った^^;）」の実物やデザイン画。


スパンコールやビーズが散りばめられたドレス。それを身につけた華奢なモデルたちの広告ポスターやメイキングムービー。


気が遠くなるほどの手仕事に圧倒されっぱなし。

クリスチャンディオールは、若い頃は画廊を経営し、ピカソ、ダリといった後世に残るような芸術家たちと親交を結び、彼らの作品を世に送り出していたのだそう。オートクチュールのメゾンを設立したのが、今の私と同じ歳くらい。そこから瞬く間にフランス文化の象徴的な存在になっていったそう（ペラペラな説明でスミマセーン！）。

私が一番驚いたのは、ディオールを一躍有名にした1947年の初めてのコレクションの時、香水「ミス ディオール」も同時に発表していた、ということ。「フレグランスなしには自分のドレスも未完のまま終わる」と、調香師とともにこの香水を作り出したのだそう。
「ドレス」単体でなく「香水」単体でもなく、「世界観」を作る…ということなのかな。まさに「五感」。すごいです…。

会場は地下１階、地上３階まであり、見応えも圧倒的。

地下１階では「ディオールのアトリエ」と題し、ビーズ刺しゅうの実演も行われていました。

sakulaさんの取材で聞いたことのある技法を、クチュリエール（お針子）の方が同じようにされていて１人感動。
写真を撮り忘れたのですが、身頃に大胆なビーズ刺しゅうをあしらったスーツを作るのに、580時間かかるのだとか。ひーっ。

とにかくクリスチャンディオールは、人間の中身が豊か！
日々を豊かに過ごさないと、いいものは作れないなぁ。
私も彼のように、キャバレーでピアノに向かって現代音楽の作曲家たちと即興演奏に興じないといかんな^^;…と、自分の器の小ささと、雑事に追われてビュービュー毎日が過ぎていく日常を思いっきり反省したのでした。。。

…なんだかまとまりがなくて、アパレル関係の方に殴られそうなくらい薄いレポートで恐縮ですが。。。
「クリスチャン ディオール」を名前しか知らない、という私のような人でも、きっと何かを感じることができる展覧会です。年明け５日まで開催しているそうですので、こちらもぜひお出かけください。

私は…、私にできることを、日々ひとつずつ積み上げていきます^^;

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＜ハオvol.22の掲載作品の作品展を開催します！＞

ミニコミ誌『ハオ』作品展 2014
「小さな本の中の小さなギャラリー」
ニットを中心とした若手作家の作品を紹介するミニコミ誌『ハオ』が、誌面から飛び出し、東京都三鷹市のギャラリーで展覧会を開催します。8人の作家が「おひさま」をテーマに制作したウェアや小物をはじめ、最新号『ハオvol.22(10月発行）』の掲載作品を展示いたします。オリジナルの作品作りに興味がある方にぜひご覧いただきたい展覧会です。クリスマスプレゼントにぴったりな冬小物も販売いたします。

■日時
2014年12月1日（月）～7日（日）（火曜休み）
11時～22時（最終日17時まで）

●場所　
カフェハイファミリア
東京都三鷹市下連雀3-38-4三鷹産業プラザ１Ｆ
Tel/ 0422-38-8311
http://www.hi-famiglia.com/

●お問い合わせ
ハオ編集部
[e-mail]

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※vol.21は配布を終了いたしました。
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