「自分はどうしたいのか」〜オリジナル作品の作り方セミナー [イベントレポート]
昨日の記事で
「既存のアイデアを利用したアレンジ作品を販売しても、そこに違法性はなく(モラルの問題はある)、そのようなアレンジ作品も市場では『オリジナル』と呼ばれ、流通している」と書きました。
時流をマーケティングしたアレンジ作品は、ともすると「オリジナル作品」より売れたり評価されたりします。
だからこそ、自分はどんな作家でありたいのか。
アレンジ作品をチャチャッと作って儲ける人になりたいのか、
売れないかもしれないけどオリジナルで勝負し続ける人でありたいのか、というスタンスを自分の中で持たなくてはならない。
午前のきゆな先生のレクチャーでは、そんな気づきになるようなレッスンをしてほしい、とメチャクチャ抽象的なお願いをしておりました^^;
まずは、頭の柔軟体操。音楽を聴いての色遊び。
本題のワークでは、全員に共通のネイビーのシャンブレー生地と画用紙をお渡しし
「お花」を切り抜いて画用紙に貼っていただきました。
さすが「ハオ」の作家さんたち。こちらの予想をはるかに超える「お花」が続々と…
針でひたすら生地をスクラッチ。
立体の「お花」を作った方もいらっしゃいました。
できた「お花」を「どう見せたいか」?
今度はそれを考えながら、「お花」に合う背景を、雑誌をスクラップしてコラージュしていきます。
気づくとみんな立って作業^^
背景に置く色を変えるだけで、同じ「お花」でも見え方が変わってきます。
「自分はどう見せたいのか?」
同じ生地で作ったお花ですが、かわいらしいお花、モダンなお花、シックなお花… それぞれのお花が完成しました。
きゆな先生と完成したワークの合評。
ワークの後は、フィールドノート 竹内シェフの美味しいランチ。
2年かけてじっくり育てた牛肉を使ったハッシュドビーフをいただきました。
時間をかけて育てた牛の肉は、ちょっとかたいけれど肉の味がする。
作品に限らず、食材も「安いから」という理由だけで買っていると、「本物」がなくなってしまう。
「安ければいいという発想をやめる」ということも、自分の価値を守ることにつながるんだよ…と。
どんよりした空模様に合わせ、いつもと違うミントのアロマオイルを炊き、流す音楽をちょっと元気の出るものにし…、「自分はどうしたいか」の気づきを五感で味わうことのできる午前のレッスンとなりました。
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