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当たり前のことを当たり前のように [ものづくりの部屋から]

「ハオ」vol.25(2017年10月発行予定)参加作家募集中です!
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今週はずっと自宅で「子ども手芸教室」のワークショップ三昧のワタクシです。
IMG_4784.JPG
手縫いで巾着袋を作っています^^ 写真は新3年生の作品。かわいいです^^

「当たり前のことを当たり前のようにやることが大切」とは、
中学生の息子の保護者会で、教務主任の先生が言われた言葉ですが、
自宅教室を始めて丸5年が経ち、ホントにその通りだなぁ…としみじみ感じる今日この頃です。

子どもに手芸を教えることを、活動の軸の一つに加えたのは、2009年の雄鶏社の倒産がきっかけ。
「手芸人口を増やしたい」「自分が子どもの頃に豊かさや喜びを与えてくれた『手芸』に恩返しをしていきたい」という思いからです。

お教室の集客法を教えるセミナーや、作家さん向けのコンサルティングなどが今はたくさんありますが、私の教室はスタート当初は非常にノープランなものでした(汗)

しかし、当時生徒さんは息子の同級生の子たちが中心。失礼があってはいけない、お友だちママさんに喜んでもらいたい(嫌われたくない)という気持ちが、自然に教室のシステムを整えることになりました(外的プレッシャーがあると頑張れるタイプ;笑) ママ友からお金をいただくからには、金額以上に喜んでもらえるものにしなくてはいけない!という気持ちが強かったと思います。
また、子どもは正直(笑) いいものはいい。イヤなものはイヤとはっきり言ってくれちゃうので、教室で作る作品ラインナップも日々ブラッシュアップせざるをえない(汗)というのも、良かったのかな…。

試行錯誤でマイペースに続けていた教室に、「あれ?」という変化を感じるようになったのが去年の夏ごろ。教室ブログを見て…と、面識のない方からのお問い合わせが増え、教室の空席待ちを希望される方が増えてきました。空きが出て、地域の掲示板に募集告知をすると、即日で問い合わせをいただくようになりました。

生徒さん2人からスタートした教室は、今年度からクラスを増やして15人。
今月の単発のワークショップの予約は40人になりました。

特別なことは何もしていません。
生徒さんが喜びそうなこと、まさに当たり前のことを当たり前のようにやってきただけ。
生徒さんオリエンティッド。


ところで、私の子ども教室のワークショップは1回2,000円です。
40人で8万円。
教室の月謝は月4,000円です。15人で6万円。


「成功」って何なんでしょうね?
1ヶ月の売り上げが100万を超えなければいけないとしたら、
利益が外勤のOLさん並みになければいけないとしたら…、私は負け組ですよね。

手芸って儲からないです。
儲けたいなら手芸から離れた方がいいって言われます。
教室は自分一人でやらず、人を雇って大きくしないとダメって、ネットに書いてありました。

でも、私は自分の気持ちに正直でいたいなぁ…。
万が一、子どもを養わなくてはいけなくなったらパートに出よう。
これが20代後半に作家活動を志してから、ぐるぐる試行錯誤してたどり着いた私の考え方。
儲からない人の思考回路。
儲けたい人はマネしないでください(笑)


結局何が言いたかったかというと…
何をもって「成功」とするかは、その人の価値観だということ。
だけど
利益オリエンティッドよりも、生徒さんオリエンティッドでいる方が、長期的に見て売り上げにはつながるよね…というお話でした^^


長文失礼いたしました。

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